2006年08月27日

助手のお仕事 第18―21週

第20週はまるごと夏季休暇.
それ以外の平日は15日のうち14日は顕微鏡室にこもっておりました.

一向にデータの出ない状況に業を煮やしたボスが,私のやり方を徹底分析.
いかに私が道具を適当に使っていたかが明るみに.
ネジのゆるみを直すことで格段に操作性が向上し,コツもようやくつかむことができて観測条件は整った様子.あとは観察する細胞の条件検討ということに.

このテコ入れによってぽつりぽつりとではあるもののデータが出始めました.
結果が期待通りになるかはまだわかりませんが,ここまで長かった….

私は北海道は夏の暑さでも思考停止するほどヤワな脳ミソの持ち主で,今年も寝苦しさで睡眠の質が低下しふらふらだったのですが,ようやく夏も去っていきそうです.この流れがうまく秋につながっていってくれればいいなあと願う次第であります.
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2006年07月30日

助手のお仕事 第16週・第17週

学会から帰ってきたので実験再開.学会前にギリギリで出した結果の再現性を確認中.うまくいかない.

気がついたら,最近さっぱり頭を使っていない.
ボスから与えられた作業を,大した工夫もできないまま,繰り返している.
それが終わるともうその実験について考えるのがいやになってしまって,積極的に論文を読んで知識を収集するという肝心の部分が欠落してしまっている.
さらには家に早く帰ってきても,現実逃避で遊んでばかり.遊ぶといってもネットくらいしかやることないんだけれど.

なんかこれじゃ,すさんでた院生生活後期に似た様相を呈しているではないか.
あの頃はまだ学生に囲まれて知的な刺激が豊富だったけれど,今じゃ知的好奇心まで色あせてしまっている感じだ.
あまりの激務に息つく暇もない同業者がいるなかで,なにやってるんだか,自分.

教育関連では,学生実習のレポート評価や,実習試験の○付け.
レポート採点するのって時間かかるなぁ.
今やってるペースだと1人に10-15分くらい.
この週末でまだ残ってるぶんを片付けてしまわないと….
あとは,チュートリアル実習(学生に討論させ,与えられたテーマについて自らで調査・学習すべき内容を見出させる)で学生の指導役(チューター)となるための学内講習会に参加.後期は担当がまわってくるかも.

あとこれはお仕事の範囲ではないけれど,前の研究室の後輩が学会デビューすると聞いてデビュー戦を聴きに日帰りで都会へ出てきた.
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2006年07月17日

助手のお仕事 第13−15週

3週分を一気に.

前半はひたすら学生実習.一日立ちっぱなしなので適度に疲れるし,学生を仕切るので多少の緊張感もあり,健康的に過ごす.
中盤は学会発表のための最終のデータとり.そしてポスターづくり.
結局3ヶ月でできたことなんてすずめの涙ほどしかなく,ほとんどのスライドは前任者のおさがり.やっぱり自分で出したデータじゃないと胸を張って発表できないなあとしみじみ感じる.その合間を縫って学生実習の実習試験問題の作成.これは引き継いだものがないから,完全オリジナル.こういう仕事はキライじゃない.むしろ好き.でもとくに細かいことを指示されることが無く,どんなものが望ましいかも読み取れなかったので,果たしてこれでよかったのやら.
そんな間にもジエチルエーテルを使ってる部屋の環境測定があったり.これは独立行政法人化されてからうるさくなったんだよなあ.

そして学会.最初の2日間は英語のシンポジウムオンリーだったのでほとんど理解できず,英語が聞き取れない自分に辟易.スライドに書いてあることはわかるけど,なにしゃべってるかわからない.質疑のときなんてさらに.
ポスター発表は日本語でやりとりできるし,自由に質問できるので好き.

学会のついでによその研究室見学も.
そこのボスはテレビ出演などもこなすカリスマなんだけれど,スタッフから学生にいたるまでこぞって名刺交換しにきたのは驚いた.ボスのいいつけなのだろうけど,僕に渡しても一枚無駄になるだけなのになあ,と思ったり.結局学会期間中に,名刺入れに入れてった10数枚の名刺がスッカラカンになったなあ.また増刷しとかなきゃ.

学会を終えて,初めてボスとサシで飲み.
ボスが私に期待することや,今まで話していなかった私が将来的にしたいことなどの話ができて,スッキリすることができた.ホントは少しでも観光とかテツ分補給がしたかったんだけど,我慢しただけの価値はあったと思う.
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2006年07月02日

思いがけないこと 立て続け

今日はホントは休日出勤してお仕事減らそうかとも思ったんだけど…
北海道らしいさわやかな晴天,最高気温28℃という絶好の行楽日和という誘惑に負けてまたもや旅に出てしまいました.しかも前日からそうなることを予感していつもより早起きしたりして….

今日の鉄道旅は思いがけないことが立て続けに起こったのでまだ興奮ぎみ.

富良野から乗っていた落合行き普通列車2431Dが下金山-金山間で警笛を鳴らしながら急に減速.
前回この路線を乗りにきたときにも同じようなことがあって,そのときは鹿が線路上に入り込んでたため急停車し,鹿がよけるまで警笛鳴らし続けてたんだけど,今回は警笛鳴らしてから非常ブレーキもかけたみたい.車両の後部に座ってたんで見えなかったけれど,減速してる過程でかすかになにかにぶつかったような感触を感じる.列車が猛烈な勢いで止まる.急なブレーキでかすかに焦げ臭さも感じる.乗客も不安なムード.まもなくして運転士が,鹿に衝突したと車内放送し,事故処理のため出て行った(このあたりのローカル線普通列車は当然ワンマン運転).
列車の後部から見ると,線路内に横たわる鹿の姿が….運転士は鹿を線路外へ移動させ,車体に異常ないかを確認.手際は非常によく,10分後には運転再開.これはただただびっくり.でもこのときこれが今日の立て続けに起こるイレギュラー事象の幕開けになるとは思いもしなかったわけで….

で,私は予定通りその次の金山駅で下車し,その佇まいに静かに感動していたのだけれど,予定では1時間26分(実際は10分遅れたので1時間16分)後の列車を待つことになっていた.この時間を利用して隣の駅まで移動できないかと道内版時刻表のバスページを調べたり道路地図で徒歩を考えたりするも,このあたりは駅間が地味に長いためにこの時間じゃ隣駅までたどり着くこともできないはずだった.
しかし,駅前にぽつんと置かれたバス停は私の想定外のものだった.
「南富良野町営バス」
私の携帯する道内版時刻表には「占冠村営バス」の路線は記されていた.しかしこの南富良野の町内のみを走る町営バスの存在については時刻表には記されていなかったのだ.
しかもそのたった5往復しかしていないバスが,ちょうどいい時間にやってくるではないか.これで今回はあきらめた下金山駅も訪れることができる….
バスがやってきた.マイクロバスだが新しい.客は誰も乗っていない.かなりお年を召されたと思われる運転手が窓を開けて「どこへいくの?」と聞いてくる.「しもかなやままで行きたいんですが,行きますかー?」と答えるとドアをあけてくれた.きっとこんな客は想定外なんだろう.「料金は先払い? 下金山までいくらでしょう?」なにせ料金案内板はついていない.運転手いわく「100円」.「100円?わかりましたっ.」と100円を投入し一番前の座席に座る.自動放送はなく,ラジオがかかっていた.15分で到着.町営バスに乗る非地元民は怪しげな目で見られるのは明らかなので精一杯さわやかにお礼をしてバスを降りる.これで予定よりひとつ多く駅をまわることができた.

そうして富良野まで戻ってきたら,見覚えのある赤縁メガネの女性が….ああ,中学時代からの友人で現在は指輪製作やイラストレーターとして活躍中のチュウゲンではないか.(彼女のHP…チュウゲン製作所
なんと偶然にも週末に富良野で行われたクリエイターのイベントに参加し,その帰りだとか.お互い乗る列車が違ったので見送るだけだったけど,鉄道旅行中に知り合いにあうのは珍しいことなのでびっくり.

その後,家に戻ってきたらかつての研究室の後輩がOB会を開催しているなか私に電話してきてくれて.テンションあがりました.電話してきてくれてありがとう.

なんか普段血行のよくないところにまで血がめぐったみたいな感じでとてもいい気分です.今週は体力的にも精神的にもハードな週になる見込みなので,これを糧にがんばります.
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2006年06月23日

助手のお仕事 第11週・第12週

実験のつまづきはまだまだ解消されません….

【注意:以下は私の苦しい心情が綴られております】

今月に入ってから,ボスからの至上命題の実験については考えるだけでもイヤで,イヤでイヤで仕方ない状況.
もちろん,ボスが嫌いなのではなくてこの「出て当然と思われているデータすら出せない」という状況から長く脱出できていないことによる精神的ダメージが長期化してそろそろおかしくなりはじめてる.実験しなくていい理由ができると落ち着くし.
こんな状態で問題解決のための小粋な作戦なんて浮かんでこないし,言われた最低限のことだけやってとっとと別のこと考えてたくもなる.だけどそれじゃ当然問題は解決されないわけで,余計にボスの介入を受けることになり,余計にストレス源が強力化するという悪循環.人が少なすぎて別の人間に任せるという選択肢もありゃしない.これは鬱屈するよ….

独断と偏見で全く根拠のない数字だけれど,大学院生からラボのボスにいたるまで,研究している人間の3人に1人はそんな精神状況に追い詰められているんじゃないかと思う.もっとも,多くの人間は追い詰められたままではなく,ときにはそんな精神的重圧をはねのけながら生きながらえているのだろうけれど,この状態で何ヶ月も何年も居続けたら確実におかしくなってしまうんじゃないかと.

幸いなことに,今は学生実習という最強の免罪符があるので四六時中追い詰められなくても済んでおります.
学生実習の準備はとても楽しいし,レポートだって時間はかかっても採点するの楽しいし.
どうやったら実習でよりよく教えられるか,とか日々工夫するのは寝てもさめても考えられるのになあ….でもそのことはあんまり評価されてないんだよな….

あと,これまで自分の貧相だけれど唯一の武器らしい武器だった遺伝子いじりの実験が現状では封印されているのも苦しい理由なのかもなあ.

まあ,今の自分はそんな身分だし,今の実験うまくいかなかったらいつ捨てられてもおかしくないほど,今のラボでは「要らない」人材だというのは事実だし.

そんなわけで休日も平日やっとこさやってる分の発散としてまたしても旅に出てしまったし,食事もドカ食いの傾向が出ているわで,自分自身でも危険信号を感じている状況.

こんなことを文章化できるときには問題はすでに解決に向かっている….そう信じたいのだけれどね….
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2006年06月11日

助手のお仕事 第9週・第10週

…実験つまづきが長期化.

最初の2週間あれば出来ると思った「システムの構築」が2ヶ月経ってもできません.
ポジティブコントロールの反応すらとれていません.

最初から実験がうまくいくはずなんかないのは経験上わかっているし,そのために苦労して乗り越えなければいけないハードルをとにかく泣きながらでも越えなきゃいけないのはわかってるんだけどさ.
もうそろそろ出てもいいんじゃないかと.

私だって「イマドキの若者」だもの,「こういう実験ってボクには向いていないのかも.もっと自分らしい研究がしたい.こんなのは本来の自分がやるべき実験じゃない」と自分を正当化したい気持ちに駆られるんだけどさ.でもここでおのずから引っ込んだら,生きていけなさそうで.というか,そんなだだをこねてても何もできないままだし.

一方で「好きなことにはとことん打ち込む」のが性分でやってきた分,きつい時の耐久力が弱いのも自覚しているわけで.
「嫌なことは忘れたい」と思ってしまって,失敗の原因を深く追究できていない自分に自己嫌悪.
「そんな奴に研究やる資格なんか無えぞ」
と私の別人格が正論をおっしゃる.
ボスから貰った文献をありがたがって読んでる現状では,私の調査不足・努力不足を指摘されても否定できないよなあ….

それでも平行して別の実験もやるべく,揃っていなかった物品や試薬を購入.
カタログ読んで発注するのって楽しい.
しかし,あんな小さい部位からメッセンジャーRNA取ってくるのは未経験だしなあ….腕を磨かねば.

「誰でもできる実験からは,新たな事実はみつかりにくい」
当たり前だけど,そこから脱するのは頭で考えてるだけでは難しいんだよなあ….

担当する学生実習のシーズンが近づいてきたので機器の操作のデモンストレーションをしたり,実習書を作成したり.
それは全然苦じゃないんだけどね.でもその明らかな意欲の差がボスを落胆させているんじゃないかと思うと無邪気に楽しんでもいられないよなあ….
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2006年05月28日

助手のお仕事 第8週

月曜夕方がネット上での締め切りだった学会の演題申し込みに向けてギリギリの戦いが繰り広げられていたわけで.
土曜の夜のトライアル…失敗.
日曜午前のトライアル…失敗.さらに昨日今日の設定ではデータの記録も失敗していることが発覚.
日曜午後のトライアル…さらに失敗.
まだやりたかったけれど,観察のために目を酷使したので眼精疲労が限界に.

だいたいこういうときに無理をしてもろくな結果はでないのは何度も感じていることだけれど,ここでやめるのはくやしいので,

月曜日午前のトライアル…失敗でもなく成功でもなく.

結局,午後3時過ぎのディスカッションの末,要旨は限りなく差しさわりのない内容にとどめて登録することに.20分前に演題登録完了.
研究者として胸をはれるような状況じゃないのは承知しております….

火曜日はセミナー.うちのラボの至宝(唯一の学生),N君にセミナーのなんたるかを示すために「お手本」をやることに.
それは先週言われてたんだけど,なにせ実験に没頭してたもんで….
またもやっつけ仕事.レジュメ納得いくの作れなかった….
なんとか論文の読みこなしは最低限のラインはできてたと思われるのではったり半分でなんとか終える.

水曜日は宿泊研修会前日ということで最終チェックや夜の宴会のための買い出し.地酒とビールを中心に近くのリカーショップへ.
っていうかその研修会では私も1演題あたっているのに,この時点でスライド完成率0%.自分じゃデータは出ていないのでうちのラボの持ちデータを説明する役割なんだけれど,もらった50枚以上のスライドを20分に再構成して自分の言葉でしゃべろうとなるとなかなかプレッシャー.
疲労でふらふらになりつつも夕飯のために家に戻り,今夜は徹夜か…と覚悟しなきゃ…と思いつつもベッドで意識が飛んで起きたらもう朝になっている.

そんなわけで研修会初日はひどくドタバタ.スライドの準備ができていないまま出発までの貴重な時間は美容院のために費やされることに.週末行けなかったために週明けに予約してあったのがある意味仇に.でも特に近い分野の研究者との初顔合わせなわけで,第一印象は大事ってことでキャンセルせずに髪を切る.このときボスに「すいません間に合いませんでした」メールを送ろうか頭をよぎるも,セコンドにタオルを投げ入れられるまでは勝負を捨ててはいけないと思い直す.
研修会のスタッフ仕事は時がすぎるのがずいぶん早く感じる.N君の働きも素晴らしく良い.夕飯まで無事に切り抜け,その後の有志の宴会には参加せずひたすらスライドを再構成.なんとか枚数だけはそろえたところで力尽きて入眠.

発表当日はトップバッターということもあり,比較されながら見られるわけではないのが唯一の救い.完全に観光旅行の口実のために発表しているお偉いさんのようなとりとめのない話になってしまっていたし,質疑ではボスが出ずっぱりというかなりしょっぱい初顔合わせになってしまったけれど,今回は逃げなかったことと精神的に崩壊することなくやり過ごせたことを評価しようと自分に言い聞かせることに.
研修会自体はトラブルもなくすすむ.ホテル側の対応もよく,料理もおいしく,期待以上の出来となったのでひとまず安心.

同じ研究をやってるひとと会話してそのひととなりを知ることは,とても楽しいことで.
いじられ役のひと,ちょっと変わってるタイプのひと,おもしろいスライドでガンガン聴衆の興味をひきつけるひと….
私の場合は研究自体が好きというよりは,そういったまわりの人間と研究が出来ることが楽しくて研究が続けられるという性質なので,今回の研修会は私の研究に対するやる気を生み出すのに十分寄与したと思う.
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2006年05月20日

助手のお仕事 第6週・第7週

GWも明けると新社会人にとっては五月病が気になってくるわけですが.

私の場合,ボスに面識はあったし,クセのある構成員も少ない(というか組織の人間の絶対数が少ない)し,学生時代からお付き合いのあった方々がわりと多くそばにいるせいもあって「新しい環境」っていう意識はあまりなく,むしろもっと気負えよ,と言われそうな状況.

第6週は7月の学会の演題締め切りが近く,発表に持っていければ私の新天地でのデビュー戦になるためボスからも実験で意味あるデータが出ることを期待されていたものの,測定を行うシステムがうまく組めずにタイムアップ.週末は薬剤師の研究発表会のためにお出かけ.久しぶりに会った後輩とも話せたし,久々にカラオケも行けたしでリフレッシュ.もっとも,この会はボスからの指令で行ったものではないので,「そんなとこに出かけてないで実験すれば締め切りに間に合うもものを,あいつは怠け者だ」と思われていそうで後ろめたさも残る….でも,自分のオリジナリティを確保するためにもやはり今回のお出かけは収穫があったと思う.

第7週.週明けはそんなわけもあって出ていくのがうしろめたかったものの,天は私を見放さなかったみたいで.締め切り1週間延長の告知が来てた.もっとも,そういうことは学会だと分野によってはしばしばあることなんだけど.ということで実験をバリバリ…ともなかなかいかないわけで.特に来月に迫った学生実習のための実習機器の操作と実習書の組みなおしといった作業に阻まれ思うように実験を組めず.今日はこれから実験してきます.

というか第7週は来週に迫った宿泊研修会の対応にも追われまくりだったわけで.人数の確定,プログラムの決定,旅行会社や宿泊先への連絡….そうなるとボスにいちいち確認するほどでもない事項は自分で処理してしまうのだけれど,やはり自分は新参者ということもあって物事の裏事情を知らなかったり,ボスのポリシーに反するようなことを気づかないうちにやっちゃってたりして,動けば動くほど釘もさされることもあり,なかなか消耗.まあこれは新入り下っ端の宿命ですわな.逆恨みはしちゃいかんわな.
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2006年05月08日

助手のお仕事 第4週・第5週

科研費(若手研究スタートアップ)は仮提出が済んで事務でチェックが入って戻ってきたのでそれを踏まえて本提出.最近は科研費の申請の一部はネットを使って行うので,そのためのパスワードが支給され,エントリー.事務への本提出は12部なんだけれども,これがホチキス止めはだめでのりづけしなければならないというのがまためんどくさいなあ….

実験もようやく本腰入れてできるようになってきた.とはいえまだまだ実験条件の設定や操作に慣れるために時間がつぶれてしまう.そろそろ無理やり時間を作ってでも実験しないとまずい雰囲気になってきたぞ.

データの解釈のために統計についてちょっと勉強することに.今までANOVAについてはなんとなくしかわかっていなかったけれど,少しは多重比較検定について知識が深まった.

後輩の実験を手伝ったものの,私の首尾が悪く翌日結果をみると失敗していたらしい….ごめんよ後輩.

ボス主催の研究会については準備が本格化.発表会場についての打ち合わせがまだだったので四苦八苦しているとボスが「直接見に行かない?」と車を出してくれたので直接会場となるホテルで打ち合わせ.会場は山あいの温泉のあるホテル.ボスのフットワークの軽さに感服.こじんまりとした研究会とはいえ,ホストとしては参加者から不満の出ないようがんばりたいところ.

GWは職務を忘れて遊びほうけてしまった….最終日だけ,かろうじて大学で作業したものの,やるべきことをやり終えたかというと反省点多いなあ….特に論文執筆などはまとまった時間が欲しいとこだし.もっと精進せねば.
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2006年04月20日

助手のお仕事 第2週・第3週

研究費の申請書のほうは意外に手間取ってしまい,先週の大半はそれがメインのお仕事になってました.第1稿ができたときには「素晴らしい申請書だ.これに研究費当てなくて何にあてるというのか」ってくらい鼻高々な気分なんだど,推敲すればするほど隙というか脇の甘さに気づき,意気消沈.でもって局所的に修正すると全体像との整合性が取れなくなってまた別の部分を書き直し…って感じで,段々苦痛になってくるという罠.

ラボで唯一の学生であるN氏に研究のイロハを説くのもたぶんお仕事の一部.
意欲のある学生ってのは接してるとこちらまで頑張ろうという気持ちになるわけで,まさにラボの宝.実験データの解釈をボスを交えてじっくりやったり.

研究室内を把握するために,詳細な試薬リストの作成にとりかかる.昔,最初の研究室でリスト作ったときはもっとサクサク作ってたはずなんだけど…,まだ半分もできていない.念のため申し添えておきますが,もちろん,劇毒物などのリストはちゃんと存在してますよ.

研究室の共用のパソコンの新しいものが届く.前のパソコンからのデータの引継ぎや,各種ソフトのインストール,プリンタなどのドライバのインストール.箱を開けるとこからはじめるのでそれだけで1日仕事.

新しいパソコンのほうにプリンタケーブルの端子がなかったのでプリンタケーブルとUSBの変換コードが必要になったのと,器具洗い用のバケツ(普通のポリバケツだと底が狭くなっているのでホームセンターなどで売ってる漬物用のポリ容器を使っている)にひびが入って水が漏れるようになってしまったので,ボスと買い出し.PC売り場でレーザープリンタの品定め,というか完全にウィンドーショッピング.

研究室に何台かある薬品保管用の冷蔵冷凍庫のひとつが故障.エラー音がうるさいので中味を別のところに移したり,不要なものは処分したり.メンテの人いわく霜取り部分の故障らしく,パーツ届くまで2-3日とのこと.大都市から離れるとこういうときに不利だよなあ….でも大都市ではないゆえの,のんびりした雰囲気は人間らしく生きているような気がして好き.やっぱり私はいなかものの血が濃いんだろうなあ….
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2006年04月10日

助手のお仕事 第1週

新しい場所で実験を始めるとなるといろいろ手続きが必要です.

動物実験施設の利用登録,利用ガイダンス.
放射性同位元素(RI)の利用登録,利用ガイダンス,利用のための健康診断.
実験機器共同利用施設のガイダンス出席.
就職による研究者番号の取得.

こうした書類が発生するもののほかにも,ゴミや実験廃液の捨て方の施設ごとのルールからラボごとの「しきたり」レベルのオリジナル・ルールまで,不文律であろうとも(むしろ,不文律だからこそ)この時期に覚えておいたほうがよいことが目白押し.とはいえ,べつにこの仕事かぎった話ではないのでしょうが.

ボスからはさまざまな仕事が割り当てられます.今週は学生実習についての概略の説明を受けたり,ボスが今回ホスト役をつとめる小さな研究会の裏方的なお仕事の一部を引き受けました.面倒な仕事ではないので今のところ不満もなく過ごしております.

研究のための研究費の申請書を書くのも研究者の大事な仕事のひとつです.
日本の代表的な競争的獲得資金源である「科研費」にはいくつかのコースがあるのですが,そのなかで新設された若手研究(スタートアップ)という種別のものに応募するために申請書を書いているところです.今年から新設された種別なので不安はあるものの,出さなきゃあたらないのは懸賞はがきと同じなので,まずは少しでもいい申請書を書きたいところです.
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2005年12月09日

研究の愚痴

学位論文発表会を3日前に控え,現在風邪で扁桃腺が腫れて発声がままならない状態ですよ.
うーむ.明日のOB・OG飲み会の二次会はカラオケ回避せねば…(そういう問題ではない).

最近の悩み.それは後輩と研究のディスカッションをしても盛り上がらないこと.ドクターコースの学生同士だと話もはずむのだが,マスターコース以下だと苦痛にすら感じてくることがある.今年は研究室のアマチュア人口の急増などで,どうも研究を楽しむムードが感じられないのが,研究室立ち上げ時からの学生としては悲しくてしょうがない.
その悲しみを今のうちのアマチュアちゃん達にぶつけるのは筋違いなのだろうけれど,あまりの研究する人間としての意識の低さに今年は何度失望させられたことやら.

そもそも「研究で生きてく気ないですし,就職したらカンケーないですから.だから私の(研究発表の)ハードルは下げてください」と平気で言ってのけるかのような学生の溢れる場所で研究するのは心理的にすさみますよ.
能動的に関わろうとしないから,共通で使う試薬が底を尽きるまで放置していたり,試薬を暖めるウォーターバスがぬめっていてもお構いなし.で,注意しても「なんで私を叱るんですか?(対象間違ってるんじゃないですか,ムカつくこいつ)」ってな態度だから,声をかける気も失せてしまうわな.
研究に対しても,自分に与えられたテーマの捉え方が「押し付けられた仕事」と同レベルだから,その研究が失敗に向かおうがお構いなし.ディスカッションで一緒にいろいろ考えても,もう少し突き詰めて考えたいとこがでてきても興味は仕事が増えやしないかということばかり.
とにかく今一番の問題はそういう学生が研究室に慣れようとせずに群れをなして自分たちのやり方を押し通そうとすることだ.研究室ってのは自分から能動的に関わっていって,先輩からありとあらゆる「技」を盗んでいかなくては何も身につかないとこなのに.それなのに今のうちの学生は平気で「そんなこと言われてません」といって「自分は何も悪くない」というスタンスを意地でもくずそうとしない.研究室でそんなちっぽけなプライドにかまってたら何もできないままだというのに….
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2005年10月31日

「良い研究」と理系スピリット

この1週間,わたくし初の海外旅行兼国際学会に米国へ出かけていましたよ.

学会行って良い研究を見て思うのは,みんなが興味をもって賞賛する研究というのは,ものの仕組みを誰の目にも明らかなように解体したものだということだ.そういう研究というのは,その結果自体が人類の役に立たなくても,その解法に新しさがあればそれは大きな功績となる.自分に課した問いに対するパズルの解き方が,同時に他の研究者の問いに答えるためのヒントになりうるからだ.したがって学者同士では「何を研究したか」よりも「どのように研究したか」により大きな関心が寄せられることとなる.いくら人類にとって大切なことでも,それを金とマンパワーにまかせて力技で解くことを,研究者は研究とは呼ばない.「それはscienceではなくてindustryだよ.」と皮肉るのだ.

小さい頃,僕は時計をよく解体した.そのときの気持ちなど覚えていないけれど,おそらくは「どうやってこの機械は正しく時を刻み,それを表示することができるのか」ということが不思議で,自分でそれを理解したいという欲求に突き動かされての行動だったのだろうと思う.
小さい頃は冒険も好きだった.少しでも遠くへ行きたくて自転車を走らせ,親が聞いて心配するようなところまで出かけた.それも,もっと遠くまで知りたいという欲求からだったと思う.
今,鉄道や交通などが好きなのも,たとえば「この路線はなぜできたのか,なぜ今赤字なのか」「なぜこの駅には1番ホームがないのか」とか,そういう好奇心が次から次へと湧いてきて,それを自分の言葉で説明できるようになることに無上の喜びを感じるからだ.

しかし僕の場合,そういう好奇心が湧くのは自然現象や比較的パブリックなものばかりで,個々の人間に対してはまったく興味がわかなかった.おそらくこれが世に言う「理系スピリット」なのかも知れない.計算ができるとか理詰めとか,そんなのは後天的に身についた能力なのかもしれない.そもそも何に対して興味を持つかの時点で,違っているのではないか.もののしくみをみて「どうして?」と考える.それを解決するには理詰めの思考方法が適していることを,自身の経験として身につけているのだろう.

自分自身のポスター発表では,自分の研究の弱点と今後の課題が浮き彫りになった.今の研究は今年度で区切りをつけることになるけれど,次のピリオドではもっとよいものに仕上げられるよう切磋琢磨しなければと思った.
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