2006年09月09日

【なつやすみ旅日記】ぐるっと四国ひとり旅(第1日)

2006年8月17日15:30,全日空866便(エアーニッポン)は定刻どおり松山空港に到着.
それが私の四国への記念すべき第一歩となりました.

今年の夏休み,3泊4日で旅行できる時間ができたことと,今年いっぱいが使用期限のマイルをぜひとも旅行で消化したかったこともあり,7月も末になってから航空券を用意しました.
お盆期間は主要空港はマイル引き換えの対象となる便の設定がなく,地方でもその時点ではすでにほとんどの便でチケットはsold outだったものの,かろうじて8月20日の関西空港からの帰りの便があることを発見.
どうせ同じ15,000マイルなら思いっきり遠いところへいってやろうと考えていたので,新千歳から直行便の出ている鹿児島,福岡,広島,岡山…と見ていっても空席が無く,西日本では松山と高松への便に空席があることを発見.そこで3泊4日の松山-関空を結ぶ旅行プランを練ったのでした.

私は四国は初めてなので,四国のメジャーどころの観光もしないで鉄道にだけ乗っているのはおもしろくないと考え,テツ分は多少ひかえめなプランとなりました.あとは実行に移すだけ….
しかしながら大きな不安要素がありました.それは出発前から週間予報では旅行の期間中はことごとく雨雨マーク….しかも台風10号が接近しているという状況.
「まあ,雨なら列車に乗ってりゃいいもんな」と多少がっかりしていたもののこのときはまだ,この台風がこの旅行のプランをひっかきまわすことになるとは考えてもいないのでありました….

初めて乗ったボーイング737-500(スーパードルフィン)の形がかわいくて私ごのみ.座席は3席-3席の21列.しかし機内はお盆シーズンで観光客満載.隣の老夫婦の旦那はせっかく私が気に入ったこのスーパードルフィンに対して「ビデオ設備もオーディオもない」と不満げ.「これはそうとう古い飛行機だ」「こんなにいっぱい乗ってるんだからもう少しいい機材使ったらどうなんだ」「松山を田舎扱いしてる」….ツッコミどころ満載だったなあ.

さいわいなことに松山の天気は雨はまだ降ってなくて,くもり.
まずは伊予鉄バスの空港連絡線で松山市駅へ.
松山は四国で最初に鉄道が走った街で,国鉄よりも早く1888(明治21)年に伊予鉄道がこの松山市駅(当時は松山駅)から港のある三津までの軽便鉄道を敷いている.
その後1927(昭和2)年になって国鉄予讃線の「松山駅」ができて伊予鉄道は松山市駅へと改称.Wikipediaをみるとこのときはどちらが「松山駅」を名乗るか裁判にまでなって国が勝ったらしいけど,それまで40年近くも親しまれてきた駅名を取り上げちゃうとは,なんとも横暴な感じが.今なら「JR松山駅」にするんだろうなあ.こんなふうに街の中に「○○駅」と「○○市駅」があるのはいくつかあって,県庁所在地ではこの松山(愛媛県)と和歌山の2つ.この2つの街ではどちらでも「市駅」という愛称が使われている模様.

で,この路面電車の走る路線は昔は小さな蒸気機関車が走っていて,夏目漱石の『坊っちゃん』でも「マッチ箱のような汽車」と描かれております.それにちなんで松山では2001年から『坊っちゃん列車』を復活させて松山市駅-道後温泉駅間などを走らせています.ただし市街を走るためSLでは煤煙による影響が大きいことから動力はディーゼルとなっています.



松山 坊っちゃん列車


明日の早朝には松山を発つ予定のため,伊予鉄はほとんど堪能できず残念…,それでも松山市駅から一駅「大手町駅」まで乗車.この駅のそばには現在日本に3箇所しかない鉄道どうしの直角平面交差が.



松山 鉄道と路面電車の平面交差


線路同士が交差するところのレール(クロッシングレール)は高速で通過することができないため,路面電車どうしならともかく一般の鉄道ではかなり稀な存在.

その後,松山駅で明日から使う「四国フリーきっぷ」(3日間JR四国,JR四国バスなどに乗り放題.特急自由席も可)を買い,駅のうどん屋でじゃこ天入りのうどんを食べる.じゃこ天といえば「ワッキーの地名しりとり」の「じゃこ天おばちゃん」.VTR手元になくてわかんないけど,駅のじゃこ天屋とつながってたから,きっとここのことだったんじゃないかと.こちらではじゃこ天はコンビニにも置いてあるほどポピュラーな食べ物みたい.

そして路面電車で本日の宿泊地・道後温泉へ.路面電車に投句用紙と投句箱が備え付けてあるところはさすが正岡子規を輩出した街だけある.高校生を対象とした俳句甲子園をやるだけのことはある.毎年開催されるのは8月19日の「俳句の日」前後とのことで,今年が第9回の選手権大会.この後通ったショッピングモールにも小学生の俳句が掲げられており,この街で子供時代を過ごしていたらいったい何句くらい詠まされるのだろうか.

ところで松山に着いてから気になっていたのだけれど,青地に行き先と距離とかが書いてある道路標識ってどこでも同じかと思いきや,どうもこのあたりの看板は外側が白線で縁取ってあって四隅が丸くなっている.みなさんのお住まいのところはどうですか?



白線で縁取りが… (右下は路面電車用の信号)


本日の宿は道後温泉にほど近い旅館.ビジネスホテルと違って部屋を涼しくして待っていてくれるあたりがうれしい.さっそく道後温泉に行く.まずは周囲の散策.そばにある湯神社のある丘から道後温泉をカメラに収める.休憩室とか茶菓子のつかないスタンダードな「神の湯・階下」へ.中はトラディショナルな公衆浴場の雰囲気で,浴槽はやや深め,天井が高く気持ちがいい.道後温泉は神代の昔から伝わる古い温泉ではあるけれど,これだけの公衆浴場を明治27年に作って,しかも現在に至るまで使用しているということにただただ感嘆.



左:道後温泉本館 正面
右:道後温泉本館 斜め後ろから.背後には温泉街.


正面入り口のところに箱を持った小学生がいて,「どこから来たか教えてください」と道行く観光客に声をかけていた.つまようじを「四国」「近畿」「九州」などブロック分けしたところに入れてもらうという趣向のようで,どうやら夏休みの自由研究のようだ.私はよろこんで協力したけれど,「北海道」は「東北」とセットで1箇所になっていたのがちと不満….
そういや私も小学生の頃,夏休みの自由研究で家の前の国道へ出てってひとり交通量調査やったことあるなあ.1週間は連続で同じ時間やってたっけ….

道後温泉駅から温泉街まではみやげ物屋になっていてそこをぶらついて「いよかんソフト」を食べたり,ポンジュースを飲んだりして愛媛の気分を味わう.まだ時間があったので電車で街のほうまで出て,松山の伝統のお菓子「労研饅頭(ろうけんまんとう)」を閉店前に何とか入手.1個84円.素朴な味わい.



松山の味 労研饅頭(ろうけんまんとう)うずら豆 1個84円


それにしても北海道から来ると四国は暑い暑い.まあ,ひょっとして暑いかもと思ってハンカチを2枚持ってきていたのがせめてもの救いだったかも….

結局夜まで雨は降らず.私は旅館のフロントに明日の朝の出発が早いことを告げておき,明日に備えて早めに就寝.その夜の未明,台風10号は九州に上陸していたそうで….
posted by Kammy+ at 18:27| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 趣味談義 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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