2005年12月09日

研究の愚痴

学位論文発表会を3日前に控え,現在風邪で扁桃腺が腫れて発声がままならない状態ですよ.
うーむ.明日のOB・OG飲み会の二次会はカラオケ回避せねば…(そういう問題ではない).

最近の悩み.それは後輩と研究のディスカッションをしても盛り上がらないこと.ドクターコースの学生同士だと話もはずむのだが,マスターコース以下だと苦痛にすら感じてくることがある.今年は研究室のアマチュア人口の急増などで,どうも研究を楽しむムードが感じられないのが,研究室立ち上げ時からの学生としては悲しくてしょうがない.
その悲しみを今のうちのアマチュアちゃん達にぶつけるのは筋違いなのだろうけれど,あまりの研究する人間としての意識の低さに今年は何度失望させられたことやら.

そもそも「研究で生きてく気ないですし,就職したらカンケーないですから.だから私の(研究発表の)ハードルは下げてください」と平気で言ってのけるかのような学生の溢れる場所で研究するのは心理的にすさみますよ.
能動的に関わろうとしないから,共通で使う試薬が底を尽きるまで放置していたり,試薬を暖めるウォーターバスがぬめっていてもお構いなし.で,注意しても「なんで私を叱るんですか?(対象間違ってるんじゃないですか,ムカつくこいつ)」ってな態度だから,声をかける気も失せてしまうわな.
研究に対しても,自分に与えられたテーマの捉え方が「押し付けられた仕事」と同レベルだから,その研究が失敗に向かおうがお構いなし.ディスカッションで一緒にいろいろ考えても,もう少し突き詰めて考えたいとこがでてきても興味は仕事が増えやしないかということばかり.
とにかく今一番の問題はそういう学生が研究室に慣れようとせずに群れをなして自分たちのやり方を押し通そうとすることだ.研究室ってのは自分から能動的に関わっていって,先輩からありとあらゆる「技」を盗んでいかなくては何も身につかないとこなのに.それなのに今のうちの学生は平気で「そんなこと言われてません」といって「自分は何も悪くない」というスタンスを意地でもくずそうとしない.研究室でそんなちっぽけなプライドにかまってたら何もできないままだというのに….
posted by Kammy+ at 20:21| ☁| Comment(5) | TrackBack(0) | Kammy+の日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
思うにこりゃ学部組織の問題でもあるでしょう。
研究の皆さんはやる気の無い後輩にうんざりかもしれませんが、
薬剤師とかになりたい人にとっても4年生の
研究室配属はえらいメイワクなものですからね(爆) 押し付け以外のなんでもないから(両者にとっても)
まあ、逆に「研究至上主義」の洗脳に引っかからずに
生きている方々に私としては逆に拍手をしてみたり…。
4年生には本当はちゃんと調剤(せめて散薬や軟膏剤を混ぜた時の物理学特性とか、大学で学んでおきたいちゃんと薬剤師らしい基礎的な事)を覚えてもらいたい。
有機系だとか生物系だとか、
んなくだらない枠を作らないで
幅広く国家試験の勉強をさせてあげたいよ…。
国家試験240問に出る事くらい全部知ってもらわないと薬剤師として働くには困るよ…。

6年制になったら、6年コースの人には
ちゃんと勉強してもらいたい。出来れば研究室配属という制度自体をなくして…。
研究一切なし(演習はもちろんあるけど)で
教育専門のセンターでも作って、本格的に教育するくらいじゃないと、
また元の似非薬学部になってしまうよ…。
ならば薬学部なんて名前を名乗らず、素直に生命科学部と改称して一部の人がひたすら研究をやっていけばいいんですよ。

ぶっちゃけ理工農学部でも出来る研究なんて
薬学じゃないと思うから。H大の皆さんは基礎研究だとか云々ほざいてますが、そんなの自然科学の基礎研究であって、
人々に役立つ実学としての薬学の基礎研究のレベルにまで至ってませんからー、残念!
21世紀にもなって本格的なコミュニケーション学や心理学の講義・演習が1つも無いなんって、ちゃんちゃら時代錯誤と思いませぬか? 社会に出てそう思ふ。

大学は研究機関でもあるけど
あくまで教育機関でもあるので、
さまよえる学生にもしっかり手を伸ばしていってあげてくださいね。
(教育だけだったら俺も大学教授とかなりたかったんだが。薬学予備校だったらなれるかも…)

来年からは助手さんということで、学生さんからも慕われる“先生”になれるよう頑張ってくださいね。

と言う感じで学生時代を思い出し、愚痴返し。
Posted by Fuku@お情けで卒業生 at 2005年12月09日 21:39
学生が自発的に問題を探して研究を楽しむムードがないのは、研究室の運営自体にも問題があるのではないでしょうか。研究が楽しければ、もしくは将来の自分のやりたいことにつながるのがわかるのであれば、やるでしょうから。

ただこのへんは、大学の教育システムの問題が大きいと思います。理系の高度専門職につきたい場合、非研究職でも「研究」室に配属されて修士まで出ないと就職できないというところが。理工系にも専門大学院みたいなのを作ってくれればいいんですけどね。
Posted by ぽいんつ at 2005年12月11日 08:20
なにげに学位論文発表が近いのね。頑張ってね。
Posted by らる at 2005年12月11日 09:16
ここで大学の研究室の問題を取り上げると泥沼化しそうだな….

>Fuku
来年からの6年制によって4年制薬学部が残るのは国立くらいなものでしょう.薬剤師になれる6年制薬学部は私大がメインになって,ただでさえ高い大学への納入金がさらに値上がりし,6年間の総費用が1,000万円を超すのですよ.今の流れは良くも悪くも薬学部の医学部・歯学部化なのではないでしょうか.
ちなみにうちの大学では来春から「大学院薬学研究科」は消滅します(学部は残りますが).6年制薬学部では医学部並みに「患者と向き合う」ための下地となる講義・演習が増えます.実習に出る前にはオスキー(実技形式の態度試験)も課されます.いままでのように「舐めきった」態度で実習に出て行く学生も激減するかと思われますので,どうぞ薬学部の新体制を応援していただけるようよろしくお願いいたします.
ちなみに私の就職先は「薬」ではなく,しかも学生はゼロなのだよ.教員としてより,研究者としての武者修行と考えて臨む所存.

>ぽいんつさん
そうそう,上が下に文句ばっか言ってるのって見苦しいですものね.「お前らがやるべきことやってないからだろっ」というツッコミは入れられて然るべき,なのですよ.(それでも愚痴ってしまいたい時も,あるんですよね…)
大学の教育システムがおかしなことになっているのは痛感します.しかしどうしようもできない部分が多すぎますよ….
それよりも今の上と下との間のフラストレーションはまともなコミュニケーションがとれないことが原因だと思われます.上の学年の人間と話すのが苦手な女の子がかたまって群れられると,それに対して柔軟に対応できる理系男子なんていないんですから,研究室には.そしてカノジョらの天下になってしまうわけで….議論のまともにできない女が研究室に紛れ込むと,研究室は上へ下への大騒動なのです.

>らる
発表まであと25時間,まだ声出ません….
発表練習もできないし,困ったもんだ….
最悪な状況であるが,晴れ舞台であるので頑張ってくる所存.
Posted by Kammy+ at 2005年12月11日 16:24
>H大薬学部
立派なシラバスだけ作って中味がからっぽ
って状況にもなりそうな気がして非常に怖い。
ぶっちゃけまともな教育が受けたければ
1000万円払ってでも私立に行ったほうが良いような悪寒も…。
逆に患者さんのためにはそういうふうにしていかねばならないかも…
私としては薬学部の医歯学部化は大賛成です。
薬学部と名乗るつもりなら人間がちゃんと見れる
真の医療、真の薬学で未来多き学生たちを6年間徹底的にしごいて欲しいです。


あと、
老いも若きも女子というものは
論理だけじゃ納得できないというか、
お馬鹿な男からじゃ理解不能な難しさがありますから…。
日頃のお仕事でも一人ひとりの間に入って、
一人ひとり話を聞いて上手く緩衝役となって、
気持ちよくお仕事できるよう苦心しておりますよ。
今の時代女性が主役になってナンボの時代なので
上手にお互いを生かしていきたいものです。


Kammy+氏は一応“医療薬学系”なので
てっきり薬方面かと思ってましたがそうではないのですね。
お話によれば、その通り研究者の武者修行をみっちりやる事になりそうですな。

明日は発表ですか。
嫌な響きですが、自分も2年前が懐かしい。
聴衆は誰も気付かないが(某y田氏ぐらいか)、
自分だけのポリシーやら表現や主張やらが
細かく散りばめられた15分をプレゼン出来たと思ってます。あくまで自己満足ですが…
そんな自分らしい演目をKammy+氏も展開してきてくださいな。健闘お祈りいたしております。
Posted by Fuku at 2005年12月11日 22:54
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